中国の不思議な役人
メモ。2016/09/08
歌劇だから曲を挟みながらストーリーが進んでいく。
話は13歳の少女が中国で娼婦にさせられて、不死身の中国の不思議な役人に身を捧げるという感じ。それを少女の兄が防ごうと頑張る。
犬神も、今回も、呪いとか逸話とか、がテーマになっていて、J・Aシーザーの曲によってさらに占術感が出ている気がする。
民謡っぽいからなのか。
曲が終わって暗転するところ、好きだなあ。
あと、寺山修司で特徴的なのは、集団です踊り狂う場面があること。アングラ演劇において肉体が持つ意味。何かの本で読んだけれど忘れてしまった。生や性をストーリーだけではなくて、視覚から直接的に感じることができるのはおかげなのかもしれない。
娼婦がたくさんでてくるからストリップ的要素が強かった。一回見てるからそう感じるだけかもしれないけれど。チャイナ服で足あげて踊ったり、網の服(?)で天井からぶら下がっていたり。
これで終わりかな〜〜って思う暗転が何度もあった。出演者が出てきて順番に台詞を言うのは寺山修司っぽいね。私はもっとスピード感があって息する隙もないくらい台詞が止まないのが好きだからちょっと物足りなかったけど。
小さい場所で見るのもこれぞアングラっていう感じがしてよかった。
おじさん多いなぁ〜〜と思っていたら、最後に好きな出演者とチェキ撮れるシステムだった。一枚800円で。まさにストリップ!!と思いながら劇場を出た。