記録と感想

みたもの よんだもの かんじたこと の記録

一九八四

ジョーオーウェル

 

酔っ払ってるけど忘れないうちに感想を書くぞ〜〜。

 

本を買って読み始めたのは多分2月か3月。少しずつ読んでたのだけれど、細かいし難しいし苦しいしで半年近くかかってしまった。その間に寺山修司を読んだりカフカを読んだりしていた。

 

感想。読んでいて苦しい。痛い。怖い。いい気分にはならない。何が怖いって、実際に起こりそうなことであったし、もしかしたら私の知らない世界のどこかでは起こっているかもしれない、と思ったから。

 

すべて頭の中まで見張られているのは耐えられないね。私は、頭の中では、人を殺しているし、セックスしているから、この小説の中なら即罰せられていたのだろう。

 

最終的にこれはハッピーエンド?

 

 

 

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岩井俊二

 

2人が飼っていた亀は強迫性緊縛症候群と関係しているのだろうか、、、。亀⇨亀甲縛⇨緊縛症候群なのかななんて思ったけれど。

 

あのシーンが1番好き。子供たちがたくさんいる前でキスする前のシーンの2人で歩いているところ。背景が青くてきれい。

 

 

 

岩井俊二の映画はあまり見たことがない気がする。リリィシュシュのすべては見た。好きな人は好きそうな感じ。私は好きではないけど、他のも見てみたいナァ〜〜と思った。

 

 

レオン

1994

 

3回目でもう書くの面倒になってきたから適当に。

 

ずっと見たいと思っていたのになんだかんだ後回しにしていた。アクションだからと見るの避けていたのだけれど、全然アクションじゃなかったねよかった。

 

私はボブ愛好家だから、マチルダを見るたび彼女のボブヘアーに心がときめいた。あの髪質だから、あのボブが似合ったわけであって、細くて弱い髪質では大流行はしなかったんじゃないかなって。髪質と髪型からもマチルダの強さを感じた。

 

印象に残ったのはスタン。ゲイリーオールドマンが最高の悪役。ラリってる目とか動きとか。ラリってヘロヘロになってる人間ってどうしてあんなに可愛く思えるのかな。愛おしい。レオンもたくさん人殺してるのに優しい人に思えるのは、ゲイリーオールドマンが最高で最悪なスタンだったからだと思った。

 

 

 

私の男

熊切和嘉 2014

 

 

小町との濡れ場もよかった(背中の傷がエロかった)けど、花とのセックスは溢れんばかりの愛が感じられて更によかった。

 

淳吾に殺されるのは嫌かどうか花が小町に聞いて小町は嫌と言うけど、花は「淳吾になら殺されてもいい」と言う。

好きな人になら殺されてもいい、私はわかるよ。殺されるなら刺すより手で首絞めて殺してほしいなんて思ってた。

 

淳吾と花のセックスで幻想なのか妄想なのかわからないけれど上から血が落ちてきてスーツもびしゃびしゃになっていたから、数滴でやめたほうが良かったのに。血で濡れたシャツが肌に張り付くのがいいのかな。

このシーンのふみちゃんのおっぱいが最高だった。

このシーンのためにこの映画を見てもいいくらい。

 

セックスよりも最後のテーブルの下が1番えろかったけど。

 

 

パリ、テキサス

Wim Wenders 1984

 

妻を探してテキサスを彷徨う男の話。これだけだと何にも説明できてない、、、。

 

ラヴィスとハンターは親子だけれど、2人の関係は友情に似たようなものだったと思う。反対側の歩道で平行に歩いて帰るシーンとか妻の乗った赤い車を追ってトランシーバーでやりとりするシーンとか。

 

ラヴィスがのぞき部屋でジェーンに外で客と会うこともあるのかと聞いていたけれど、そんなこと聞いたら変な風に思われちゃうよ〜〜ほらね〜と思いながら見てた。トラヴィスが自分だと気付かせるシーンは、せっかちな私にはじれったく感じたけど、このじれったさがトラヴィスの心情やジェーンとの関係性を示すのに必要なのかなとも思う。

 

ラヴィスが失踪してジェーンも失踪して、代わりにハンターを育ててた2人は一体どんな気持ちなのかと考えてしまうね。兄の子供だけど、自分の子のように育てて可愛がってきたのにいきなりトラヴィスが見つかって仲良くなって本当のお母さんのところに行っちゃうなんて辛すぎる。最終的に本当のお母さんのところに行っちゃうなんて、さぞかなしいことでしょう。

 

過去のトラヴィスのジェーンに対する愛情は常軌を逸していて、ジェーンも逃げ出したくなるのは当然。それを後悔してテキサスを彷徨う姿と比べると、ラストシーンのトラヴィスの後ろ姿は父として男としてかっこよかった。

 

 

余談だけれど、山下智久のソロ初シングル『愛、テキサス』はこの映画が元になっているらしい。観てから聴くと、ちょっとおもしろい。