さよなら歌舞伎町
映画館で見たときも自分の部屋で見たときも同じところで同じだけ泣いた。
人生で1番泣いた映画と言えるくらい泣いた。
我妻三輪子が言う「わたし 本当に好きな人としたことないんだ」というセリフがつらい。映画館で見たときはそのまま自分に響いて辛かった。今は全く違うけれど。好きな人とすることがどれだけ大切か知る前と知った後では響き方がかなり違う。
あぁ、思い出して泣きそう。
ホテヘルしてる彼女とお姉さんからお金もらってる彼氏の韓国人カップル。
「洗って。落ちないかもしれないけど。」
愛だ、、全部、、、。
この映画見ると、好きなひととできることがどれだけ幸せか改めて考えてしまって涙が止まらなくなる。
染谷と前田敦子のメインストーリーよりもその周りのサブストーリーがよくできている。
二回目見て気づいたけど、純粋なセックス(恋人同士)はうつしていないっぽい。
思いっきりAVかと思うようなシーンは、イリアちゃんのシーンとか、不倫のシーン。
本当にそういう意図で作ってるかはわからない。
この映画、つまらない人はつまらないだろうし、エロいだけと思う人はそう思うかもしれないけれど、私とってはすごく切なくてでも見終わった後、好きな人に会いたくなるような映画でした。
さてさて、さよなら歌舞伎町における染谷将太の評価です。
ビュアル:★★★★★
「俺はここでくすぶっている人間じゃない」
そんなこと言うならやめて違うところ行けばいいのに〜〜と思いました。
染谷のビジュアルに関しては最高の映画でした。
まあでも、染谷将太よりもストーリーが良いので、何回でも見たいと思える映画でした。
そこのみにて光輝く
新宿スワンを見た後にテレビでたまたま放送してた。綾野剛祭りになってしまった。
池脇千鶴ってすごい、ジョゼですでにすごいとは思っていたけれど、さらにすごいと思った。
目つきとか話し方とか、池脇千鶴にしか表現出来ないネ。
タツオが握りつぶした花の茎から出ていた白い液を観て精液を想像してしまったのだけれど、この想像は正解なのか、、、、。
それにしても菅田将暉の拓児が母性をくすぐってくる。チャーハンの食べ方とか自転車の乗り方とか、あぁもうそんなやり方して〜〜って思わず注意してしまいそうな、危なっかしさ。くすぐられた。
なぜタツオはあれほどまでに、千夏に惹かれていたのかわからなかったのだけれど、どこかに答えはあったのだろうか。
パチンコ屋でライター貸した人の姉というだけなのに。わかる人は教えてほしい。
感想を書くのって適当でも難しい。
ディアーディアー
2016
ぜんぶ鹿のせいだ
っていうのだけれど、鹿のせいじゃないだろ〜って。
父親の工場をデパート建設計画から守ろうとする長男。
絶滅したはずのリョウモウシカを見かけて写真を撮ったことがきっかけで嘘つき呼ばわりされて人生狂った〜〜って言い張る次男。
都会から戻ってきた妹。
危篤の父。
何よりも妹役の中村ゆりが美しい。
高校のときめちゃめちゃモテた美人の役がぴったり。美人。超美人。タバコ吸う姿もかっこいい。
見ようとしたきっかけは染谷がでているからなのだけれど、菊地凛子と夫婦で友情出演だからちょい役。寺の息子のインキャ。
隣のスーツの長男を木魚で殴るわ蹴るわで、ひどい。
染谷のこの髪型、染谷の気持ち悪いところが出ていて最高に可愛い。
染谷のタバコの持ち方が可愛い。
染谷が終始気持ち悪くて可愛くて最高の映画でした。
序盤、抑揚のない感じですすんでいくのだけれど、後半父親の葬儀のシーンあたりから修羅場満載でスピード感あってよかった。音楽もよかった。
ディアーディアーかわいそうな人物ランキング
1位
次男に虐められていたことに気付きながらも友達でい続けたが、犬を轢き殺されて嘘をつかれた次男の友達。(名前忘れた)
2位
妹と結婚していたが、うまく行かず、長男の工場で働き離婚したくなかったが、葬式の修羅場を見て離婚を決意し、離婚届にハンコを押すもお茶をこぼし、ドライヤーで乾かす妹の夫。
3位
すべての悪の根源にされてしまったただ山にいただけのリョウモウシカ。
以上です。
監督はこの映画が初めての長編だったらしいけれど、ドライブイン蒲生とかさよなら歌舞伎町みたいな雰囲気。面白かった。
中国の不思議な役人
メモ。2016/09/08
歌劇だから曲を挟みながらストーリーが進んでいく。
話は13歳の少女が中国で娼婦にさせられて、不死身の中国の不思議な役人に身を捧げるという感じ。それを少女の兄が防ごうと頑張る。
犬神も、今回も、呪いとか逸話とか、がテーマになっていて、J・Aシーザーの曲によってさらに占術感が出ている気がする。
民謡っぽいからなのか。
曲が終わって暗転するところ、好きだなあ。
あと、寺山修司で特徴的なのは、集団です踊り狂う場面があること。アングラ演劇において肉体が持つ意味。何かの本で読んだけれど忘れてしまった。生や性をストーリーだけではなくて、視覚から直接的に感じることができるのはおかげなのかもしれない。
娼婦がたくさんでてくるからストリップ的要素が強かった。一回見てるからそう感じるだけかもしれないけれど。チャイナ服で足あげて踊ったり、網の服(?)で天井からぶら下がっていたり。
これで終わりかな〜〜って思う暗転が何度もあった。出演者が出てきて順番に台詞を言うのは寺山修司っぽいね。私はもっとスピード感があって息する隙もないくらい台詞が止まないのが好きだからちょっと物足りなかったけど。
小さい場所で見るのもこれぞアングラっていう感じがしてよかった。
おじさん多いなぁ〜〜と思っていたら、最後に好きな出演者とチェキ撮れるシステムだった。一枚800円で。まさにストリップ!!と思いながら劇場を出た。
一九八四
レオン
1994
3回目でもう書くの面倒になってきたから適当に。
ずっと見たいと思っていたのになんだかんだ後回しにしていた。アクションだからと見るの避けていたのだけれど、全然アクションじゃなかったねよかった。
私はボブ愛好家だから、マチルダを見るたび彼女のボブヘアーに心がときめいた。あの髪質だから、あのボブが似合ったわけであって、細くて弱い髪質では大流行はしなかったんじゃないかなって。髪質と髪型からもマチルダの強さを感じた。
印象に残ったのはスタン。ゲイリーオールドマンが最高の悪役。ラリってる目とか動きとか。ラリってヘロヘロになってる人間ってどうしてあんなに可愛く思えるのかな。愛おしい。レオンもたくさん人殺してるのに優しい人に思えるのは、ゲイリーオールドマンが最高で最悪なスタンだったからだと思った。